- スキレットのシーズニング失敗例は?
- スキレットのシーズニング失敗した時の注意点
- スキレットのシーズニングをやり直しする方法
- 茶色くなった時の対応ポイント
をまとめました。
スキレットのシーズニング失敗例は?
シーズニングをしたはずなのにサビてしまう
サビてしまう原因に、外側や持ち手に油を塗り忘れている場合や、ムラになって、よく塗れてない場合が挙げられます。 油をスキレットに直接垂らすと、ムラの原因になりやすいです。
そのため油を染み込ませたキッチンペーパーを使うといいでしょう。 別の容器に油を適量出して、キッチンペーパーを浸します。
油に浸したキッチンペーパーで、熱したスキレットに油を塗りこみましょう。
接している時間が長いと、油とキッチンペーパーが焦げて、茶色くなる原因になりますので、テンポよく塗りこみます。トングを使うとやりやすいかもしれません。
油を塗りすぎてしまう
シーズニング中に、スキレットが茶色くなってしまうことがあります。 茶色くなってしまう原因に、スキレットの温度が高すぎること、油を塗りすぎていることが挙げられます。
スキレットを熱して、熱い状態のスキレットにすぐに油を塗りこむと、茶色くなってしまうことがあります。
煙が出るまでスキレットを熱したら、火を消して、煙がなくなるまで30秒ほど待ちましょう。少し置いてから油を塗りこむことで、茶色いムラができにくくなります。 例にもれず、油は薄く塗り広げるようにしましょう。
スキレットが割れてしまった
使い終わって、熱々のスキレットにすぐ冷水をかけると、スキレットが割れてしまう可能性があります。急な温度変化を避けるために、なるべくお湯で洗うようにしましょう。
キャンプ場で洗う場合、冷水しか出ないことが多いので、スキレットを十分冷ましてから洗いましょう。
スキレットのシーズニング失敗した時の注意点
正しく保管しよう
シーズニング後のスキレットは、新聞紙に包んで、風通しの良い場所で、保管するようにしましょう。
シーズニングを正しく行っていれば、錆びませんが、油を塗れていないところがあると、空気中の酸素と水で、錆が発生してしまうことがあります。 そこで新聞紙で包んでおくことにより、スキレットを湿気から守ることができます。
また油でコーティングしているため、どうしてもベタベタしてしまいます。新聞紙で包んでおけば、保管や持ち運びの際に、他の物を汚すことがありません。
油は直接たらすのではなく、キッチンペーパーにしみこませてから塗りこむ
油をスキレットに直接垂らすと、塗りムラが出やすいです。塗りムラがあると、茶色く変色する原因になります。 一度別の容器に油を注いで、キッチンペーパーに油を染み込ませて塗るようにしましょう。
油を塗りすぎたと思ったら、新しいキッチンペーパーで、余分な油を拭き取ると、薄く塗ることができますよ。
熱々のスキレットに冷水をかけない
使用後の熱いスキレットに冷水をかけると、急激な温度変化によって、割れてしまう恐れがあります。
スキレットを洗う際は、十分冷ましてから、なるべくお湯で洗うようにしましょう。
スキレットのシーズニングをやり直しする方法
最初から正しい手順でやり直す
1.たわしで水洗い
金属たわしを使うと、スキレットに傷が付いてしまうので、ココナッツ繊維のパームたわしや、竹でできたささらなどを使うようにしましょう。
洗剤を使って洗うのはNG。スキレットをコーティングしている油膜が剥がれてしまいます。
汚れがひどい場合は、スキレットでお湯を沸かして、汚れを浮かせます。焦げを浮かせたら、たわしと水でこすり洗いをします。
2.スキレットを火にかける
汚れがきれいに落とせたら、スキレットを火にかけて水分を飛ばします。家庭のガスコンロは安全装置が働いて、十分にスキレットを加熱できないことがあります。
その場合は、カセットコンロを使用するようにしましょう。
熱する目安は、スキレットから白い煙が出るまで。火事には十分注意してください。
3.油を塗りこむ
使用する油は、あればグレープシードオイル、なければサラダ油を使いましょう。
オリーブオイルはシーズニングには不向きな油ですので、使用しない方が良いです。
スキレットを十分に熱したら、火を止めて油を塗りこみます。スキレットに直接油を垂らすとムラになりやすいので、油を染み込ませたキッチンペーパーを使って、塗りこむようにしましょう。
内側だけでなく、外側や持ち手も忘れずに。
4.新聞紙に包んで保管
油を塗りこんだら、スキレットを十分冷まします。
スキレットが冷めたら、新聞紙で包んで、風通しの良いところで保管しましょう。
スキレットのシーズニングで茶色くなった時の対応ポイント
油の塗りが厚くならないようにする
スキレットが茶色くなるのは、油を塗るときにムラがあることが原因です。油を塗りすぎている部分が、酸化したり、焦げたりすることで、茶色くなってしまうのです。
茶色くなってしまった場合は、シーズニングの作業を1からやり直すしかありません。
一度、食器用洗剤で、スキレットに付いた油を洗い流します。
その後は手順通りに、スキレットを火にかけ、水分を飛ばし、油を塗りこんでいきましょう。
茶色にならないようにするためには、油を塗りこむときがポイントです。
スキレットの温度が高すぎると、油が焦げて茶色くなります。白い煙がなくなってから、油を染み込ませたキッチンペーパーを使って、薄く、まんべんなく塗るようにしましょう。
まとめ
- スキレットのシーズニングの失敗例は、すべてやり直すことができる
- 注意点は、ムラにならないように油を塗ること
- 失敗しても1から正しい手順でやり直そう
- スキレットが茶色くなるのは、油の塗りが厚すぎるから
スキレットは、
- 冷めにくい
- 長く使える
- 雰囲気が出る
など、良いところがいっぱいありますが、お手入れが面倒という、最大のデメリットもあります。この記事を最後まで読んで、「やっぱり面倒だな〜」と思った人には、あまりおすすめはできません。 それでも、育てていくうちに愛着が湧いたり、正しく使用すれば、孫の代まで使えたり、ロマンがあるものだと思います。ぜひあなただけのスキレットを育ててあげてください。